インターネットオークションと言えば、Yahoo!オークションが長年の実績を持っていますが、最近ではメルカリでもオークション形式が登場し、出品も急増しています。
今回は、メルカリオークションとヤフオク!の違いを、以下の内容について比較してみます。
メルカリオークションとYahoo!オークションの違い 簡易まとめ
メルカリ オークション | Yahoo!オークション | |
---|---|---|
オークション期間 | 入札があった日の翌日20:00時台まで | 午前に出品→13時間~7日間 午後に出品→12時間~7日間 |
オークションの自動延長 | あり | ありかなしか、選べる |
手数料 | 10% | 10% |
匿名配送 | 利用可能 | 利用可能 |
入札があるオークションの早期終了 | 可能 | 可能 |
入札があるオークションの出品停止 | できない ※2025/2/13追記 商品削除はできる模様 | できる 取消料550円 ※一部カテゴリでは3,080円(税込)になる場合あり。 |
出品オプション | なし | あり 注目のオークション利用料(オプション) あなたへのおすすめコレクション利用料(オプション) |
落札者が支払いを行わなかった場合 | 落札後24時間以内に支払いがなければ、他の人も購入可能になる | 次点落札者(2番目に高い入札者)を繰り上げ落札者にする、もしくは再出品 |
オークション期間 自動延長
メルカリオークション
メルカリオークションの期間は、商品に初めて入札があった日の翌日20:00時台までとなります。
【オークションの進行例】
最初の入札日時が 2025年2月4日 15:15の場合
オークション終了日時は2025年2月5日 20:15頃
入札があるまでは、出品を取り消ししない限り、オークション形式での出品状態が継続します。
Yahoo!オークション
Yahoo!オークションでは出品時にオークション期間を選択します。
午前に出品した場合は「13時間~7日間」、午後に出品した場合は「12時間~7日間」から期間を設定できるため、出品者が細かく調整可能です。
入札なくオークションが終了した場合は、再出品するかどうかを選べます。
自動延長
メルカリオークション Yahoo!オークションどちらも、オークション終了までの残り時間が5分未満の状態で入札が行われた場合、自動で5分間延長されます。
※Yahoo!オークションは自動延長の有無を選択できます。
手数料
メルカリ Yahoo!オークションどちらとも、商品代金の10%の手数料が発生します。
※ただし、各種キャンペーンや一部カテゴリでは異なる場合があるので、最新情報をチェックしましょう。
匿名配送・送料
メルカリ オークション
匿名配送が利用可能。
らくらくメルカリ便(ヤマト):料金は210円~2,500円
ゆうゆうメルカリ便(日本郵便):料金は160円~1,900円
サイズや重量等により料金が変動。詳しい内容は↓公式の「送料早わかり表」を参照してください。
メルカリ送料早わかり表
匿名配送以外も利用可能ですが、購入者からは匿名配送が好まれるケースが多いようです。
Yahoo!オークション
Yahoo!オークションも匿名配送が利用可能。
おてがる配送(ヤマト):200円~2,500円
おてがる配送(日本郵便):150円~1,900円
同様に配送方法やサイズによって料金が変動。詳しい内容は↓公式の表を参照してください。
ヤフオク!送料早わかり表
こちらも匿名配送以外も利用可能です。
オークションの早期終了
出品者は、入札が入った後、オークションを任意のタイミングで終了できます。早期終了の場合、現在の最高入札額で落札者が確定となります。
こちらもメルカリ Yahoo!オークションどちらも利用可能。
入札があるオークションの出品停止 中止
メルカリ
一度入札があると、出品者は商品の一時出品停止ができません。
※2025年2月13日追記 一時停止はできないが、商品削除はできる模様です。
Yahoo!オークション
入札がある状態でも、出品者はオークションを取り消すことが可能ですが、取消料が発生します。
取消料は基本550円(税込)/出品あたりですが、一部カテゴリでは3,080円(税込)になる場合もあります。
出品オプション
Yahoo!オークション
Yahoo!オークションでは「注目のオークション」や「あなたへのおすすめコレクション」など、出品オプションを設定することで、商品がより多くのユーザーの目に留まりやすくなります。
上記2つとも追加料金が必要ですが、商品認知度向上を狙え効果的です。
メルカリ
現在、メルカリのオークションでは有料の出品オプションは提供されていません。
そのため、出品者は商品説明や写真、タイトルなどで工夫して注目を集める必要が。
落札者が支払いを行わなかった場合
メルカリ
落札者が落札後24時間以内に支払いを行わなかった場合、落札者以外の人も商品を購入できるようになり、売れ残りリスクを低減する仕組みとなっています。
Yahoo!オークション
落札者が支払いを行わなかった場合、次点の落札者(2番目に高い入札者)を「繰り上げ落札者」にできます。
ただし、繰り上げ落札者が辞退する場合もあり、再出品となるケースもあります。
落札時の支払い方法
メルカリ
支払い方法は
クレジットカード払い
コンビニ払い
ATM払い
キャリア決済
メルペイ残高での購入
メルペイのあと払い
Apple Payでの支払い
ビットコインの使用
などがあります。詳しくは公式ページを参照ください。
Yahoo!オークション
支払い方法は
PayPayポイント
PayPay残高
PayPayクレジット
クレジットカード決済
PayPay銀行支払い
コンビニ支払い
銀行振込(ATM、銀行窓口からのお振り込み)
などがあります。詳しくは公式ホームページを参照ください。
まとめ
今回、メルカリオークションとYahoo!オークションの主な違いを比較してみると、両者には以下のような特徴があることが分かりました。
- オークション期間
- メルカリは入札後は翌日20:00台で終了。一方、Yahoo!オークションは出品時に期間を設定でき、柔軟な期間設定が可能。
- 手数料や配送方法
- 両サービスとも商品代金の10%の手数料が発生し、匿名配送においては料金体系が似ているものの、微妙な料金差が存在する。
- 自動延長・早期終了
- 自動延長や早期終了の機能は共通している。
- 出品取り消しとオプション
- メルカリは入札後の出品取消ができないのに対し、Yahoo!オークションは取消可能だが手数料がかかる。また、Yahoo!オークションは有料の出品オプションがあり、目立たせる工夫が可能。
- 支払い不履行時の対応
- 落札者が支払いを行わなかった場合、メルカリはほかのユーザーが購入できるように、Yahoo!オークションは次点落札者への昇格や再出品で対応。
出品者としては、どちらの仕組みが自分の商品や取引スタイルに合っているかを検討し、最適な方法で出品することが重要です。また、購入者も各サービスのルールを把握して、安心して入札や落札ができるようにしましょう。
コメント
入札時の価格もヤフオクとは変わるなと思いました。
ヤフオクだと現在価格1000円のものに1500円で入札した場合、まだ他の入札がないなら現在価格は1000円のまま変わりません。そのまま入札1で終了すれば1000円で落札ですし、他の入札があっても自動入札で競って1300円とかで落札できる場合もあります。
でもメルカリオークションでは最初に1500円で入札すれば現在価格が1500円にいきなり上がります。入札側からするとこれが一番びっくりしました。
ヤフオクだと終了間際に張りついていられなくても予算マックスで突っ込んで結果待ち(でも予算未満で落札できたら嬉しい)というやりかたをすることが多いのですが、メルカリだとどういうやりかたがいいのかこれから研究が必要そうです。